日常に笑いのタネは落ちている!

漫才の作り方

漫才のボケや面白い設定が浮かばない!というご相談を受ける事がよくあります。確かに、丸一日パソコンやノートの前に座って考え込んだとしても面白いネタが思いつくという保証は何一つありません。
逆に、全然浮かばなかったのに家事などまったくネタ作りとは関係ないことをしている時に唐突に思い浮かぶということもあるでしょう。

ネタに困っているというあなたは、是非近所を散歩をして街中を眺めてみたり、興味のないジャンルのネットニュースの記事を読んでみたりと、視野を少しだけでも広げてみることをおすすめします。

そして大事なのは、常に疑いの目や、「もし、この●●が△△だったら面白くない?」みたいな視点を持つこと。

ちょっと怪しげな陰謀論を信じろとかそういう事ではなく、何もかも間に受けないで、自分独自の視点で物事を考えてみるという意味です。

例えば散歩していて、お爺ちゃんやお婆ちゃんがずらーっと並んでマッサージを受けている整骨院があったとします。高齢化の日本ではどの街でも見られる光景でしょう。それを見た時に、「ああ、みんな腰が痛かったり大変そうだな」みたいな当たり障りのない感想を抱いて通り過ぎるのではなく、一歩踏み込んでみて、自分だったらそのシチュエーションをどう笑いに変えるか?を考えてみるのです。

一例として、、

①高齢者ばかりの中に、1人だけ超ませていて、今から年取った時の準備をしている小学生が混じってたら?

②実は腰が痛いのは嘘で、ある1人のお婆さんとのデートを何人ものお爺さんが狙っていたとしたら?

③孫の話とかをしていると思いきや、実は恋愛リアリティショーの話とかで盛り上がってたとしたら?

みたいな感じで、勝手な妄想を膨らませて、よくある街の光景をネタに繋がるようなシチュエーションに変えてしまうのです。

どんなに突拍子がなくたって、現実的でなくたってOKです。妄想ですから。このような妄想を膨らませるクセをつけるようにすると、ボケやネタの設定を考える脳が自然と発達していくと思います。

笑いのタネは日常の中にこそありますし、特異すぎるシチュエーションよりかは、ありふれた光景の中で保たれている均衡を少しだけ崩してあげるようなシチュエーションの方がお笑いに向いているということに気づくはずです。

是非、生活の中に「余白」をたくさん作っていただき、いっぱい妄想して、笑いのタネを増やしてみてはいかがでしょうか?

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