はじめに

漫才の作り方

M-1グランプリの勢いが留まることを知りません。令和ロマンの連覇で幕を閉じた2024年は史上最多かつ初の大台となる1万組以上がエントリーし、予選段階から大変な盛り上がりとなりました。吉本興業勢をはじめとするプロの漫才師の競争が年々苛烈なものになっている一方で、アマチュアのエントリーも毎年増加しているようです。コンビを組み、2000円の参加費を払いさえすれば、誰でもエントリーできるM-1グランプリ。ただマイクの前で自分たちが面白いと思うネタを披露するだけで、道具も何も要りません。アマチュアの方が参加する理由はコンビごとに様々だと思いますが、これだけ気軽に国民的なイベントに参加できるとあって、これからもアマチュアの方によるM-1参戦人気は、しばらく続くのではないかと予想しています。

私は、「ココナラ」というサイトにて、「お笑いネタ作家」として活動しています。ココナラをご存じでない方も多いと思いますので簡単に説明しておきます。「スキルマーケット」と呼ばれるサイトで、「何らかのスキルを提供する人」と「そのスキルを買いたい人」がうまく結びつくと取引が成立して、スキルを活かした商品やサービスが提供されるという仕組みです。私のようなライティング系に限らず、イラストや占いなど出品内容は多岐にわたります。おかげ様で私は、これまで400件ほどのお笑いネタをココナラでのお客様からの依頼を通して作成してきました。(2025年2月現在)手前みそながら、この販売数は同ジャンルで出品しているクリエイターの中で断トツの一番です。(ココナラで「漫才」や「お笑い」と検索いただければ分かると思います)

★こちらが、私の「ココナラ」でのプロフィールページとなります

漫才やコントやピンネタなど、様々なご依頼をいただくなかでも、「M-1グランプリに出場したいから漫才を作成してほしい」という発注は数多くいただいております。ご依頼をいただくかたの特徴も様々で、すでに芸人として活動されている方もいますし、会社の上司と部下のコンビや、主婦同士のコンビなど、本当に多様な方がエントリーされていると感じております。改めて、M-1人気はすごい!

このサイトは、数々のネタ作成をご依頼いただき、実際に作成してきた経験をまとめたものです。「漫才を作る」というと難しく感じてしまう方も多いかもしれませんが、コツを掴めば誰でも漫才は作れるものです。私の普段のネタ作成のノウハウを詰め込んだ一冊になっておりますので、この本をお読みいただいて書いたネタで、次回のM-1グランプリに挑戦いただけましたら、大変嬉しく思います。

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